院長ブログ

四つ葉のクローバー
宇都宮市竹林、よつばハートクリニック院長のブログ

裸の王様

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    『裸の王様』は言わずと知れたアンデルセンの童話だ。それより500年も前のスペインの寓話を彼が翻案したものだと云う。主題は何か。人間心理の弱点を巧みについた詐欺師の狡猾さか、それとも純真な子供の感性か。この物語の重要な鍵を握るのは大臣たちだと思うのは私だけだろうか。偏った考えの元首による政権が長期に続くと、周囲は迎合する人たちで固まっていく▼渦中の東京高検検事長が辞任した。最早この国は形を成していない。政権が法律の解釈を勝手にねじ曲げて定年を延長し、検事総長にしようとしたことで耳目を集めており、折しも国中がコロナウイルスの恐怖に戦いている最中、法律を厳格に守らなければならない立場であるにも拘らずあろう事か賭け麻雀に興じていた。恐らく依存症なのであろう。やめられないのである。発覚した以外にもやっていたのではないか▼アルコールにしろニコチンにしろ、健康に重大な懸念があることを知りつつ続けるのを依存症という。身の破滅が差し迫っているのにやめられない。そういう意味ではギャンブルもそうだ。営業自粛要請を無視して店を開けたパチンコ店に他県から客が殺到したという。そういう人たちにウイルスが危険だからやめたほうがいいですよと言っても説得は難しい▼政権はこんな人物を「管内で遂行している重大かつ複雑・困難事件の捜査、公判に対応するため」無理矢理定年を延長し、更にはそれに併せて法律を改正しようとしていたのだ。処分は「訓告」だそうである。首相は法務省がそれで持ってきたから尊重したと言ったが嘘である。法務省はそれより重い「戒告」を打診したが、官邸の意向で下げられたと言うことが発覚した。自衛隊法の勝手な解釈に始まり辺野古基地問題、森友学園、加計学園、桜を見る会・・・、一体どこまで詭弁を弄するのか。事ある毎に全ての責任は私にあると言うが具体性が全くない▼コロナウイルスが危険だと判ってから今日までの期間、一体何をしていたのか。検査を含む医療体制が画期的に拡充されたわけではなく、何も変わってない、何の準備も進めないまま緊急事態宣言をただ解除しただけに見える。この状態で第2波を被るとかなり危険である。経済対策も泥縄だ。たまたま感染拡大の速度が他国に比べて緩やかだったので助かっているだけに見える。王様は裸だ。アンデルセンの話と違うのは本人が裸だと知っててやっているところだ。しかもペテン師と一人二役だ。相当にタチが悪い。


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